野良だけに野宿?
チェックアウト(キー返却)後、正午ぐらいまでブレーメンのホステルでだらだらインターネット。この上の記事書いたりとか。
んで、ブレーメン駅。
貧乏性なのか、やっぱりどうしても最安値のルートを選んでしまう俺^^;
結構な距離なのに68ユーロ。よしっ!
でも今回も電車3回乗り換えの計4本。そしてブレーメンの駅で2時間待ち。
こんなことなら鍵あるうちに先にチケット買っとけばよかった。ホステルも駅の目の前なんだけど鍵が無いからもう入れない。
2時間ベンチで我慢して1本目、無事乗車。
またまたリアル世界の車窓から。
いくら乗り換えがあったってチケットの紙にしっかり乗車・下車時刻が書かれてるから実は簡単なのさ。
要は毎回ここに書かれてるanの時刻の5分前くらいに目覚ましかけといて、そっからちゃんと集中して停車駅ごとに名駅をすべて目視で確認するようにすればいいのさ。これで勝つる!俺天才すぎ自重ゥ!
しかし、ここで無情にも事件は起きる。
赤丸で囲った部分にご注目。
ここまでトントン拍子で乗り換えに成功し、今回も20:20に目覚ましをセット。
そしてDSやったりウトウトしたり、余裕の俺。
19:50頃、ややデカめの駅で長めの停車。
気にも留めずDSにいそしむ俺。
しばらくしてやっと電車が動き出した。
逆方向に。
まあ、ちょっと入り江みたいになってる駅だったんだろ?逆方向に行くと見せかけて大きく旋回してるだけでしょ?
そう信じ込んでいた。いや、そう信じたかった。
で、間もなくしてチケット確認の職員さん登場。
恐る恐るチケットを見せると顔をしかめる職員さん。
「君、どこへ行くつもりなんだい」
「アントワルペンっすよ」
「この電車は逆方向だよ。さっきのロッテルダム駅で降りなきゃ」
「ん…、なんだろう、意味がよくわからない…」
「次の停車駅で降りなさい。そこでどうしたらいいか聞くように」
ぎゃあああああああ!!!
そうかーーーーー!!!
欧州の電車はよく遅れるって聞いてたけど早まることもあるのかーーーー!!!その辺、時間調節しないんだぁーー^^;
3本目は3時間の長距離移動。目覚まし5分前じゃ駄目だったんだ。時間が長ければ長いほど誤差も大きくなる。それを考慮するのを完全に忘れていた!
やばい、マジでやばい!
上の紙の通りに行けてもアントワープ到着は22:00。
正しいルートへの復帰ならびに替えの乗り継ぎに手間取ってるうちに終電のタイムリミットが来たら野宿確定。もし最終的に運よく現地に到着してもあまりにも遅ければホステルの窓口が閉まってる可能性もある。うわぁ、こんなに野宿の可能性が濃厚なのは久しぶりだわ…^^;
この次の停車駅を待つ時間は10分程度だったんだろうが、体感的にはめちゃくちゃ長く感じた。
Goudaとかいう小さな駅で止まったんで下車。
急いでTicket Serviceの窓口へ!
閉まってる。
周りの売店も全部閉まってることから察するに、恐らく今日の営業は終わったんだろう。
外国って20時の時点でもう誰も仕事してないんだね…(滝涙
で、どうすんの俺?
ワケわからん駅で呆然と立ち尽くすこと数秒。
もうこうなったら片っ端からホームに上がって電車待ってる人に聞きまくるしかない。
まずは一番可能性が高そうな、さっき降りてきたホーム!
スーツケースも腕がもげそうなほど重いけど今はそれどころじゃない!
ホームに上がると電車が停車中。
電光掲示板に目をやると、3本目の乗り継ぎのときに確認した内容にそっくり。
もしやこれ、いきなり正解なのでは…?
乗る人は既に全員乗り終えたのだろう、ホームには誰もいない。
イチかバチかだ!とりあえず乗ってみて中の人に聞くしかない!
意を決して突入!
ドアの前の席のおばちゃんに尋ねる。
「すみません!これどこ行きですか!」
「ロッテルダム行きよ」
ktkr
まさに地獄に仏。
そして幸いにもロッテルダム・アントワープ間の乗り継ぎはもともとロッテルダム駅で30分待つルート。
復帰に30分掛からなかったお陰で奇跡的に最後の4本目にも予定通りそのまま乗れた!
奇跡の大逆転!
奇跡のアントワープ到着。オンタイム!
耐震性とか完全に無視したアントワープ駅の柱。
今回は9人部屋だよ!
一泊だから何人部屋でもへっちゃらだぜ!